イメージ 1

森山威男&MAL WALDRON 「DUAL」     1995

『2人の巨人の運命的な出逢いによって生まれた衝撃作!
7編の感動的なストーリーで綴られた美しく静かながらも力強いマルと森山の出会い。
2人の熱い語らいにあなたの心は震える・・・。』

 それにしても、収録曲のタイトルが

  1.傍(BOU)
  2.矯矯(KYOU-KYOU)
  3.燦(SAN)
  4.茫茫(BOU-BOU)
  5.辿(TEN)
  6.和(YAWA)
  7.磊磊(RAI-RAI)

などという、一発で変換できないような漢字ばっかりです。(笑)

 森山さんとマルは意外と初共演だったんですねぇ。
リハーサルが始まると、マルの方から
「いま合わせてしまうとせっかくの即興演奏がつまらなくなるから、
ぶっつけ本番で行こう!」と提案があったとか...。
約160名の聴衆に見守られたスタジオ・ライヴ、

 「傍」、マルのピアノに始まり森山さんが違和感なく入ってくるところなんかは
「え?ホントにぶっつけ本番?」と疑っちゃうほどのコンビネーションです。

 また「燦」での訥々と弾くマルのピアノに合わせて静けさを上手く表現したドラミング。
ダイナミックなドラミングが信条の森山さんにしては、かなり小技を利かせてくれてます。

 エンジニアとして参加された及川公生さん、楽器やマイクの配置にかなり苦労されただけあって
いい音を拾って下さいました。