2作目で、「風に吹かれて」という有名なプロテスト・ソングが入っています。
この「風に吹かれて」を初めて聴いたのはPP&Mのヴァージョンで、
中学生の頃だったのですが、唄の意味などは知る由もなく、
ましてや、それが反戦運動や公民権運動などで広く唄われた、ということにも
まったく興味がなく、ただ英語を覚えたての中学生が他のポップスと同様に
口ずさんでいた、といった程度でした。
この唄、民衆や群集を煽ったりする唄ではなく、
「人は何度、見ないふりをし続けられるのか?」と
各自が自分自身に問い掛けるような内省的な唄だと思っています。
「はげしい雨が降る」のようなコード・ストロークによるシンプルな伴奏や、
「くよくよするなよ」のようにフィンガー・ピッキングなどを習得するのに
最適な教材が満載のアルバムでした。
また、ハーモニカとハーモニカ・ホルダーを買ったヒトも多いのではないでしょうか。
ちなみにワタシは高校生の時にニール・ヤングの「ハーヴェスト」を聴いて、
ハーモニカを買いに走りましたっけ...。(笑)
ま、ワタシにとっては、時代背景や、プロテスト的な意味合いには
当時はまったく関心がなく、ただ単にギター奏法などをマネした教材でした。