『戦前ジャズからヘビーメタルまでジャンル横断21世紀型ジャグ・バンド!
テキサス州オースティンで出逢った様々な背景を持つ老若男女が、
自分たちのやりたい音を紡ぎ合わせたらアサイラム・ストリート・スパンカーズになった。
96年のCDデビュー以後、順調にリリースを重ねている。
最大で10人以上に及ぶ大所帯ながらフットワークはとことん軽い。
今回の2年振りとなるスタジオ・アルバムは書下ろし作品満載かつ、
スパンカーズならではの多岐に渡るジャンルを駆使した作品。』
入れ替わり立ち替わりの大所帯バンドですが、オリジナル・メンバーは
紅一点のクリスティーナ・マースとワモ、スタンリー・スミス、ガイ・フォーサイスの4人で
他7名が加わり、今回は11名がクレジットされています。
いつもながらクリスティーナの2面性に驚かされ、
またワモのユーモアやパロディに笑わされ(今回はブラック・サバスが飛び出したり...)
一番 "オトナ" を感じさせるスタンリー・スミスを堪能できたり...
でもこれだけ個性がバラケていると、メンバー間の意見の食い違いや衝突とか
ないのかなぁ?と、余計な心配をしつつ、最近はどうしちゃってるのかな?
と、熱い想いを馳せています。(笑)
しかし、クリスティーナの「Monkey Rag」「Breathin'」あたりと
「Smile」「No Song Sad Enough」との落差は
まったく同一人物とは思えないくらいの二面性が楽しめます。
タイトル・チューンの「My Favorite Record」の "針飛び" の再現も
笑っちゃえますね。