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MARC RIBOT 「YO! I KILLED YOUR GOD」      1992-1994

 ワタシにとってマーク・リボーは
トム・ウェイツやラウンジ・リザーズつながりの切り口から入っているので、
「MARC RIBOT Y LOS CUBANOS POSTIZOS」の似非キューバンや本作などを改めて聴くと、
ギタリストとしての多様性とその表現方法に驚かざるを得ません。
ホント、凄いギタリストですよ。

 さて本作はマーク・リボー率いるシュレックの92年から94年のライヴ音源で、
まったく掴みどころのない前衛的なパワーが全開!ってところでしょうか。

 オリジナルの楽曲に混じって、ジャズ・スタンダードの
「Softly As In A Morning Sunrise」などもさりげなく含まれていますが、
「こんなギター、聴いたことないぞ!?」的な驚きと共に、感嘆にくれます。
あえて言葉で表現するなら、ジョンスコあたりが、もしヴェンチャーズのギタリストで、
かなりアヴァンギャルドにプレイしたらこんな感じになる?かどうかわかりませんが、
ただ無闇に弾いてるんではなくて、ちゃんと洗練された音なんですよね。

 また94年の来日時の似非キューバン「Jamon Con Yuca」も含まれています。

 とにかくパンキーでジャジーでアヴァンギャルドなギターです。

 それにしても、目の下のクマは何なんでしょうね。(笑)