これはかなり凄いセールスを記録したアルバムですね。
2006年の最高売上(500万枚以上!)を記録したそうですよ。
なんせ、ラスカル・フラッツがカテゴライズされるカントリーのCDでは
14枚に1枚の割合でこのCDが売れた勘定になるとか...。
彼らの4枚目にあたるアルバムですが、日本ではこれがデビュー盤でした。(笑)
コーラス・ハーモニーをウリにする若者3人組のユニットですが、
マイナー調のメロディをもつ「What Hurts The Most」なんかは
ポール・フランクリンのスティールやジョナサン・ユドゥキンのバンジョーとフィドルが
いい味出しており、これはヒットしない筈ないよね。
またストリングスを巧みに配し、徐々に盛り上がりを演出した「My Wish」、
トーキング・モジュレイターを使ったボン・ジョヴィのリッチー・サンボーラのような
ギターがフィーチャーされたタイトル曲「Me And My Gang」など
聴かせどころ満載です。
カントリー・デュオやカントリー・グループとして、先輩格にはアラバマや
コンフィデレィティッド・レイルロード、ブラックホーク、ブルックス&ダンなどが
ありますが、諸先輩方のようなムサ苦しさがなく、いまどきのフレッシュな若者たちで、
「Yes I Do」のようにレゲェのリズムを借りてきても怒られないのは得ですね。(笑)
このような新しいスタイルのカントリー・ミュージックが
日本でもリリースされるようになったのは喜ばしいことです、ハイ。