『マンハッタン、そしてテルアビブ・・・遥かなる大地を駆ける歌声。
パット・メセニーに見出された歌姫Noa、待望のニュー・アルバム!』
NOAといっても、トヨタのワゴン車じゃないよ。あれはNOAHか...。
このNOAってヒト、まったくノーマークでした。
イスラエルのテルアビブ生まれのイエメン系ユダヤ人だそうで、
生後すぐにNYに移住、17歳にしてイスラエルに帰国、
大学の音楽講師がバークリーでパット・メセニーと同窓だったため、
パットがNOAのデビュー作をプロデュース、
2ndにあたる本作ではパット・メセニーの「Letter From Home」に
自作の詩を書き、「Calling Home」というタイトルで収録しています。
アルバム自体は戦火の地で起きている出来事がベースになっているようですが、
音的には、ゾハール・フレスコ&マヌ・カッチェのドラムス&パーカッションが
小気味良く効いてるサウンドですが、それほど中東の民族的な感覚は感じられません。
それでも自身の産まれた地と育った地「Manhattan - Tel Aviv」での
ストリングスは中東ぽい節回しを上手く表現しており、このあたりのエッセンスが
他の曲にも盛り込まれていれば、もっと楽しめるアルバムになったのになぁ...
と、思っちゃいます。