イメージ 1

PAUL WILLIAMS 「BACK TO LOVE AGAIN」      1997

 ポール・ウィリアムズと言えば、
大昔カーペンターズで大ヒットした「愛のプレリュード」や「雨の日と月曜日は」、
スリー・ドッグ・ナイトの「オールド・ファッションド・ラヴ・ソング」などの作者として
有名ですが、他人が歌ってヒットしたカヴァー・ヴァージョンは好きなのに、
どうも、このポール自身が唄ったヴァージョンは好きになれなかった、というか、
若かった頃のポールの唄声があまり好きになれなかったのでしょう。

 作詞家として絶頂期の70年代あたりからドラッグ&アルコールにおぼれ、
16年ぶりに復帰したのが本作ということになります。
 
 この復帰作にはJ.D.サウザーとの共作「Somebody's Hero Tonight」や、
グレアム・ナッシュがヴォーカル&ハーモニカで参加した「The Prize」、
そして「愛は夢の中に」「An Old Fashioned Love Song」「Rainbow Connection」の
3曲のセルフ・カヴァーも収録されているのが話題でした。
特に「愛は夢の中に」ではリチャード・カーペンターがエレピで参加してるし。

 「愛は夢の中に」でのヴァレリー・カーターのヴォーカルは、
オーソドックスに唄うポールとは対称的で効果あり!かな?
「オールド・ファッションド・ラヴソング」ではピアノやキーボードを重ね、
カズーなども登場させ、オリジナルとはまた違った楽しさを演出しています。
また「Till You're Loved」でのジョナサン・バトラーのアフリカンぽいスキャットも
聴きモノです。