『北欧の光と影。成熟した大人の世界。
ノルウェーを代表する、最も知的な女性シンガー、
カリ・ブレムネスの最新作。』
このCD、かなり音が良いんじゃないでしょうか?
低音域の深みがカリのアルト・ヴォイスを引き立て、
さらに澄み切った空気を感じさせるような(言葉で表現するのは難しいけど)
とにかく、心地よく響くサウンドなんですよ。(笑)
ちょっと前に書いたリニ・テリークレムと同様、
このカリ・ブレムレスもスピルマンス・プリーセンを受賞してるシンガーです。
特に良いのが「Togsang(汽車の歌)」で、アコーディオンをフィーチャーした
ノスタルジックな感じの歌で、北欧の短い夏の、赤い汽車に乗った旅を唄い綴ったものです。
逆に、アップテンポのリズムに乗せて、語り調(ラップ?)で唄う
「Livet Som Blei Borte(過ぎ去った人生)」あたりは似合わないかも...。
ま、ノルウェー語は、何言ってるのかチンプンカンプンですが、
仏語のシャンソンを聴くような感じで聴けば良いのではないでしょうか。(笑)