『夢のアルバムがついに実現。
ジャズ・ジャイアント、チック・コリアと
今をときめく若手ナンバー・ワン・ピアニストの上原ひろみが送る
夢のデュエット・アルバム。』
２００７年９月、ブルーノート東京でのライヴ音源です。
ワタシがサンプル盤として頂いたのは２ＣＤで、３００円高で＋ＤＶＤもあるようです。
そっちのほうが良かったなぁ．．．（ただなんで贅沢は言えません・笑）
意外な選曲だったのが、ジョビンのボッサ・スタンダード「How Insensitive」と
レノン＝マッカートニーの「Fool On The Hill」でしょうか。
このあたりのアイデアはどちらが提案したのでしょうか、ちょっと気になりますね。
ひろみ嬢はかなりチック的な弾き方をしてるようなんですが、
両者共、かなり自由に弾いてるというか、ラフなやりとりが面白く、
大先輩のチックが意地悪をして積み木を崩したのを、
弟子のひろみ嬢が健気に積み直している、って印象で、素晴らしい内容です。
圧巻はやはりＤＩＳＣ－２のアンコール「アランフェス～スペイン」でしょう。
テンポが変わってユニゾンで弾く例の個所、あの手拍子にはガッカリ．．．。(笑）
それにしても心地よい緊張感をキープしながらダイナミックに渡り合う二人でした。