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中孝介 「ユライ花」      2007

『今日の終わりを結ぶ歌 あなたの明日を紡ぐ歌
地上で最も優しい歌声
中孝介の下に、森山直太朗、御徒町凧、河口恭吾、いしわたり淳治ら
才能豊かなミュージシャンが寄らい(集い)作り上げた優しさ溢れる1stアルバム。
「それぞれに」、「思い出のすぐそばで」、「真昼の花火」、「家路」、「花」と
5曲の先行シングルを含む12曲。』

 大学生の頃の中孝介君が奄美での島唄コンサートに出たときの映像を昔観ました。
奄美といえば、先輩の元ちとせちゃん、大先輩の朝崎郁恵さん(朝崎さんのアルバムに
中君も参加している)、そして最頃デビューした城南海(きずきみなみ)ちゃんなどが
活躍しています。島唄を伝承する朝崎さん以外は、奄美の香りをエッセンスにしながら
現代的なJ-POPに置き換えて表現しています。

 ヒット・チューンの「花」、二胡をフィーチャーした「真昼の花火」、
新しい恋の予感を唄った「波の物語」あたりはメロディと声質、唄いまわしが
見事にマッチングした楽曲だと思いますよ。

 全体的にバラード~ミディアム・テンポに収まっており、その優しい唄い口で
しっとり聴かせてくれますが、もうちょっと変化が欲しかったな、ってところでしょうか。
メジャー・デビュー前の2005年には朝崎郁恵さんのアルバム「おぼくり」で
唄、お囃子、三味線で参加してたのですから、島唄のテイストを盛り込んだ曲も
聴いてみたい、と願うのはごく当然でしょう。