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LEON RUSSELL 「CARNEY」     1972

『スーパースター、レオン、男の優しさに溢れた最高傑作がこのアルバムだ!』

 マーク・ベノ~デラボニ~ジョー・コッカーなどを経て
リオンは自らのレーベル「シェルター・レコード」を設立、
アルバム「LEON RUSSELL」、「LEON RUSSELL AND THE SHELTER PEOPLE」
に次いでリリースされた3作目がこの「CARNEY」です。

 当時A-1「Tight Rope」は日本でもけっこうヒットしましたね。
恋の切なさをサーカスの綱渡りに例えた歌で、そういえばこのアルバムには
切ない恋の歌が多い?後年カーペンターズやジョージ・ベンスンで大ヒットした
B-4「This Masquerade」も冷めきった恋を仮面舞踏会に例えた歌でしたよね。

 ラストにアフリカンぽいコーラスが登場するA-2「Out In The Wood」も面白いし、
A-5「Cajun Love Song」のトラッド・テイストなどもこの時代には斬新でした。
反面、ちょっとヤバイ状態を表現した曲のB-1「Carney ~ Acid Annapolis」や
カントリー・テイストのB-2「If The Shoe Fits」、
同じくカントリー・バラード調のB-3「My Cricket」あたりは
当時、レオンの別の一面を発見したようでかなり楽しめました。
このカントリー・テイストが次のアルバム「HANK」へと繋がっていくのでしょう。

 クラシカルなイントロに導かれるB-4「This Masquerade」はやはり名曲!

 さて次回の「70’s」はホット・ツナ「ホップコーヴ」(1976)を予定しています。