ウィンダム・ヒルの創設者がヴァーモントの山にこもって2年がかりで作ったアルバム。
邦題は「月に向かって」。
タイトル・チューンの「Conferring With The Moon」はジャケのデザイン通り、
森の木立に月光が降り注ぐような、夜に聴く美しい曲です。
彼のアコースティック・ギターは決して難しいことをやってるわけではなく、
優しい音色によって自然を称えているかのようです。
「Lago de Montanas(Mountain Lake)」では、ウィルはチャランゴを弾き、
ケーナのエンリケ・クルツとデュエットしています。
この編成だとどうしてもフォルクローレを連想しますが、
サブ・タイトルにあるようにモンタナの山の湖(それも多分、月夜の)の様子を
表現しているのでしょう。幻想的な曲です。
このアルバムは是非、月の光を浴びながら大自然の中で聴いてみたいものです。
(シェラ・カップでホット・バーボンでもすすりながら...笑)