『「枯葉」ほか親しみ深いナンバーをとり上げて、
天才ベーシスト、スコット・ラファロとくり広げるエヴァンス入神のプレイ。
知らぬものない名演中の名演。』
マイルスのところを離れ、スコット・ラファロ(b)、ポール・モチアン(ds)とのトリオで
吹き込んだのが、この「PORTRAIT IN JAZZ」と「EXPLORATIONS」の2枚でした。
当時のエヴァンス・トリオのレパートリーの中のスタンダードを集めて構成されたのが
本アルバムです。
「Autumn Leaves」のステレオ・ヴァージョンとモノラル・ヴァージョンが収録されてますが、
元々アメリカでステレオ盤とモノラル盤用に別のテイクを録っていたらしいのですが、
ワタシはまだモノラル盤を聴いたことがありません。
A-2「Autumn Leaves」の中盤でのピアノとベースの対話がワタシにとって、
本作の価値観をより高めるファクターの一つです。
このラファロのベースは、言葉で表すとどうなるんだろう?
「自由奔放」? 「機転が利く」?
ワタシ的にはB-2「Spring Is Here」のメチャメチャ沈んだ感じが好きなんですよ。
他にもマイルスのところでやってた「Blue In Green」なんかもいいんだけど、
とにかくどのナンバーでも3人が対等なんですよね。
そうだ! このLP、深夜にもう一度聴いてみよう!
なにかアルコールをお供にして。