『不朽の名作、大滝詠一「A LONG VACATION」へのトリビュート・アルバム!
大滝詠一の歴史的な名盤「A LONG VACATION」のリリースから約30年。
いまも多くの音楽ファンの心の中に記憶されている名曲の数々を、
日本を代表する10人の個性豊かな女性アーティストがカヴァーしたトリビュート企画』
大滝師匠の言葉を借りると
「これはもう 新しいアルバム
僕はその 幸せなリスナー...」
ということになります。
当時のアルバム丸ごと、曲順もそのままに構成されています。
収録曲は
君は天然色 / 大貫妙子
Velvet Motel / 金子マリ
カナリア諸島にて / 今井美樹
Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語 / 行川さをり from ジュライム
我が心のピンボール / イシイモモコ from ハミングキッチン
雨のウェンズデイ / 尾崎亜美
スピーチ・バルーン / 原田郁子 from クラムボン
恋するカレン / つじあやの
FUN×4 / 太田裕美
さらばシベリア鉄道 / 鈴木祥子
Blue Niagara(Epilogue Instrumental) / Akira Inoue
さて、参加シンガーもしっとり派から個性派まで揃ってます。
だいたいベテランのヒトはしっとりと、そして若手のヒトはその個性を
十分アピールできてるんじゃないでしょうか。
ちょっぴりジャジーなテイストの金子マリさん、
エンディングに「21世紀の精神異常者」のフレーズが出てくる行川さをりさん、
トロンボーンが意外と効いてる尾崎亜美さんあたりはお気に入りです。
そして太田裕美さんの「FUN×4」では
「"散歩しない?" by wonder who」とありますが、やっぱ大滝さんじゃない?
ということは、大滝さんオリジナルの "散歩しない?"はやはり太田さん?
ということになりますか...。
大滝さんのオリジナル版で唯一「続・多良尾伴内」色が強かった「さらばシベリア鉄道」、
ここでもスティール・ギターをフィーチャーして鈴木祥子さんが唄ってくれてます。
先にも書きましたが、若手は目一杯個性を表現し、
またベテラン勢は思いっきり可愛く唄ってるところが微笑ましいです。