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BILL EVENS & JIM HALL 「UNDERCURRENT」     1959

『インタープレイの名手二人が生みだした美の結晶。
高度な音楽性を発揮した演奏はジャズのデュオの原点ともいうべき完成度をもっている。
ファンタスティックなイマジネーションのひらめきに限りない感動をおぼえる
永遠のベストセラー盤。』

 エヴァンスにとって本作でのホールとのインタープレイが
後に結成するトリオでスコット・ラファロとのインタープレイに活かされた、
と言っても過言ではないでしょう。

 A-1「My Funny Valentine」、
こんなスリリングな「Valentine」は他にはないでしょう。
お互いに刺激し合って相手の魅力を引き出そうとするこの緊張感、
これぞインタープレイの極致でしょうね。

 B-1「Romain」、B-3「Darn That Dream」、
こんなに美しいバラードでも、徐々にエヴァンスの絡みが強くなり、
美しさと緊張感との綱渡りのような危ういバランスがたまりませんなぁ。