ヴィンス・ギルが絡む以前のエイミー・グラントはほとんど聴いてなかったのですが、
このアルバムはかなりヒットしたらしいです。
アルバム自体はビルボード10位、91年度の年間アルバム・チャートの15位ですから
かなりのものですね。もちろん日本ではそれほど話題にならなかったのですが...。
シングルでは「Baby Baby」が1位、「Every Heartbeat」が2位、
「Good For Me」が8位を記録したポップな一面を伺わせる作品です。
ただ、どの曲も不特定多数のリスナーから好かれそうな曲ですが、
90年初頭のポップ・シーンを賑わしたホイットニーやマライアなどと比べると、
やはりどこか決め手に欠けるというか、パンチがないというか...。
でもワタシ的にはこれくらいのちょっと淡白なポップ・フィーリングがお気に入りです。
バラードの「That's What Love Is For」や自作の「Hope Set High」などに
感じられるさりげないポップ・フィーリングが隠し味です。