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MARK CHESNUTT 「WINGS」     1995

 テキサス出身の "リアル・テキサン" マーク・チェスナットの5枚目。

 実は彼の父上もカントリー・ミュージシャンだったようで、
ある時、突然音楽から身を引いてしまいますが、
カントリー・シンガーを志望する息子のマークにいろんなアドヴァイスや
経済的な援助をしたり、自主制作盤を売り込んでくれたりしました。

 経済的にも精神的にも援助を受けながらメジャー・デビューしたのが90年、
期待の新人として次々とヒットを飛ばし始めます。

 以降、ライバルたちがコマーシャルなベクトルを指向する中、
ホンキー・トンクにこだわるマーク、
本アルバムにも「As The Honky Tonk Turns」のような正調ホンキー・トンクもあり、
またジョージ・ストレイトのヴァージョンよりも少しテンポの速い
「The King Of Broken Hearts」もまたジョージとは違った趣があり、
お得意のバラード「I've Finally Broken Mine」もまたこの人の魅力でしょう。

 じっくりと聴くと、すごく味があるシンガーで好きなんですが、
やはり同世代のライヴァルたちと比較するとジミなんですよねぇ。