90年代なかばにはエアロスミスの「I Don't Want To Miss A Thing」を
カヴァーしたりで、けっこうチャートを賑わせたのですが、マジャー・レーベルのDECCA
からマイナー・レーベルのVIVATON!へ移籍を余儀なくされ、
それを契機にもう一度ホンキー・トンクという原点に帰ろう!と決意したのでしょうか。
もちろんバックを受け持つのはブレント・メイスンをはじめ、ポール・フランクリン、
グレン・ウォーフ、エドワード・ベイヤーズなどナッシュヴィルの凄腕に加え、
リー・アン・ウーマックも1曲ヴォーカルで参加しています。
マークはテキサス出身のいわゆる "テキサン" で、多くのカントリー・シンガーが
そうであるようにナッシュヴィルへ渡り、第一線で活躍してましたが、
昨今のメイン・ストリームからはずれつつあるカントリー・シーンに嫌気がさし、
テキサスに戻って、真のホンキー・トンクを追究しようとしています。
(と、ここまではワタシの推測です。笑)
ホンキー・トンクですから酒場や酒そのもの、また酒場で起こった出来事などが
唄われているのでしょう。シンプルで粗削りで楽しげな雰囲気が伺えます。
楽しそうな「Somebody Save The Honky Tonks」や「Think Like A Woman」、
しっとり唄いあげる「Mama's House」「Since You Ain't Home」、
リー・アンがハーモニーをつける「Would These Arms Be In Your Way」など
どれも決してあなたの期待を裏切りません。(と思います。笑)