『TOTO復活!
サイモン・フィリップスの加入で甦ったTOTO待望のニュー・アルバムは
成熟した大人のロックを聞かせてくれる。
ソフト・ロックからバラード、そしてインストゥルメンタルと
TOTO集大成とも思える大傑作アルバム遂に完成。』
ジェフ・ポーカロを失ってから初めてのオリジナル・アルバムとなります。
(ライヴ・アルバムを一種挟みますが)
ライヴ・アルバムでドラムスを叩いていたサイモン・フィリップスがそのまま後釜となり
解散の危機を乗り越えました。
全体的に華やかさが薄れ、渋みが増したというか、スティーヴ・ルカサーが
ヴォーカルを担当してるせいもあるのでしょう。
「The Other End Of Time」のようなバラードにはますます磨きがかかったようです。
この曲と「If You Belong To Me」「The Road Goes On」あたりのテンポで
ルカサー本領発揮!といったところでしょうか。
加えて、ライヴ・アルバムにフィーチャーされてたジェニー・ダグラス・マクレェという
女性シンガー、本作でも大々的に起用され、「Baby He's Your Man」や
「The Turning Point」ではルカサーと共にリード・パートを唄い、
日本盤ボートラの「Blackeye」では彼女がリード・ヴォーカルを担当しています。
というか、ジェニーも共作なので、ジェニーのバックをTOTOが担当した、
てな感じのブルーズで、彼ら本来のセッション・ワーク的な曲でした。