邦題は「ポワゾン・デリシュー」でした。(英語ver.と仏語ver.があるようです)
仏語ver.はほとんどの曲が仏語で唄われており、もうひとつ興味深いことは
作者の中にフランソワーズ・アルディ、クリス・レアの名前がクレジットされてることです。
アルディ作の「Clair Obscur」は薄明かりの中の愛の断片を官能的に唄ったもので、
一方のクリス・レア作の「Teach Me To Dance」はレゲェのリズムに乗せて
「ダンスを教えて...」と明るく唄ったものです。
どうも前作の「CLUB DESERT」の妖しげなインパクトが大きかったので、
本作に収録されているいくつかの明るく軽快な曲はちょっと戸惑いを感じてしまいます。
ピアノ・トリオで唄った「Easy To Lose」(英語ですが)や
弦をバックに語りで綴る「Laison Dangereuse」、前述のアルディ作「Clair Obscur」、
愛息のマキシムに唄った子守唄「Berceuse」あたりが妖しげな魅力が漂ってます。