イメージ 1

CHUBBY CHECKER 「THE GREATEST HITS 16」     1960-1964

『"ツイストの王様" チャビー・チェッカーの大ヒット曲を、
「ザ・ツイスト」から「レッツ・ツイスト・アゲイン」まで完全収録!』

 子供の頃、モンキー・ダンスというのが流行ってましたが、
その前はこのツイストなんでしょうね。

 昔の映画を観ると、ロックン・ロールのリズムに合わせてジルバとか踊ってたみたいで、
それを考えると、このツイストの出現は、リズムとダンスがマッチした画期的な
出来事だったのではないでしょうか。

 チャビーの2ndシングル「The Twist」はもともとカヴァー・ヴァージョンだったにも拘わらず、
ビルボードNO.1ヒットとなったため、「King Of Twist」と呼ばれるようになったとか。

 ワタシがこのアルバムを手に入れたのは、80年代中頃だったと思うのですが、
尊敬してやまない大瀧師匠の「Let's Ondo Again」がチャビーの「Let's Twist Again」を
もじったものだったんですね。

  Come on, let's twist again like we did last summer,
  (大瀧) レッツ・音頭・アゲイン、あの夏の日のように

  Yeah, let's twist again like we did last year
  (大瀧) レッツ・音頭・アゲイン、あれは3年前

  Do you remember when things were really humming
  (大瀧) 覚えてるかい 故郷の空を

  Yeah, let's twist again, twistin' time is here
  (大瀧) レッツ・音頭・アゲイン、音頭タイム・イズ・ヒア

  Round and around and up and down we go again,
  (大瀧) さぁさぁさぁ、輪になって ワニなって カバなって ゾウになって踊ろう

  Oh baby, make me know you love me so,
  (大瀧) さぁ、くるりと廻れば後ろの正面誰だ

  Let's twist again like we did last summer,
  (大瀧) レッツ・音頭・アゲイン、あの時の興奮を

  Come on, twist again like we did last year, twist
  (大瀧) レッツ・音頭・アゲイン、音頭の季節だよ

てな具合なんですが、「Round and around...」を
「輪になって ワニなって...」と唄った言葉遊びみたいな精神が好きですね。
師匠自身も「Let's Ondo Again」のライナーで
"チャビー・チェッカーの「Let's Twist Again」('61)を音頭にアレンジしたもの。"
と明記していらっしゃいます。
唄うはアミーゴ・布谷さん(布谷文夫さん)です。

 ちなみに大瀧師匠のアルバム「LET'S ONDO AGAIN」再発に寄せられた
ピーター・バラカン氏のライナーも、来日間も無い氏のジレンマが伺え
一読の価値ありと思われます。