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TOTO 「検廖    1982

『'82年度グラミー賞で "年間最優秀アルバム" など6部門を独占した
TOTO最大のヒット作にして最高傑作となった4thアルバム。
「ロザーナ」「アフリカ」「ホールド・ユー・バック」収録。
'82年発表、ティモシー・B・シュミット、ジェリー・ヘイ、トム・スコット他参加。』

 「聖なる剣」という邦題でした。
「剣」といっても今話題の「点の記」ではありません。(笑)
そちらは「剱」の剱岳です。「聖なる剱岳」ですね。
地元に住んでて、まだこの映画観てないんですよ。(笑)
そういえば「おくりびと」の監督も県出身ですし、
その「おくりびと」に出演し、先日亡くなった山田辰夫さんも県出身、
その上、剱岳も映画になっちゃうんですから、県は盛り上がってまーす。(かな?)

 さて、このTOTO、優秀なスタジオ・ミュージシャンの集まりが、
即ヒット・メイカーになれるのか?といった疑問もあっさり払いのけ、
79年に「宇宙の騎士」で大成功を収めたわけですが、
その後の「ハイドラ」や「ターン・バック」はセールス的には思ったほどの成果を
納められなかったのが、なんとも不思議です。

 ワタシ的には「どれが一番好きか?」と問われれば、迷わず「ハイドラ」と答えるのですが。
この4作目「聖なる剣」は完成度が最も高く、セールス的にもかなりの結果を
残したんじゃないでしょうか?
そしてTOTO自体も、その後のメンバーの脱退などにより、本作を超えるアルバムを
世に送り出せなかったのも事実です。

 ヒット・チューンの「Rosanna」、テーマ部で思わぬ転調をしたり、
コーラス・ワークやブラスの入れ方、間奏でのキーボード~ギターへの繋ぎ方...
どこを切っても素晴らしい!!

 スティーヴ・ルカサーの「Rosanna」、ディヴィッド・ペイチの「Africa」など、
メイン・ヴォーカリスト(ボビー・キンボール)以外の曲が大ヒットしたのも
どこか印象的です。
この2曲に隠れがちな「I Won't Hold You Back」も結構好きなんですよ。
そういえば、これもルカサーのヴォーカル。ひょっとしてワタシはキンボールが
あまり好きじゃないのかな?(笑)