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VIKTOR LAZLO 「VIKTOR LAZLO」     1987

 彼女の3枚目のアルバムです。
原題はセルフ・タイトルですが、邦題は「ブレスレス」となっています。

 フランス生まれのベルギー育ち、同時代のシャーデーとよく比較されるようですが、
シャーデーとは似て非なるもの。
ジャジーな雰囲気を持ち合わせ、時にはフレンチ・ポップス。
特に仏語ヴァージョンはどこか妖しげな異国の魅力を醸し出します。
(ただし本アルバムは全曲英語で唄われています。)

 ビッグ・バンドをバックに唄う「Hey Baby, Cool!」、クレジットをみると
"WITH THE COUNT BASIE ORCHESTRA" なんですね。
(もちろん、ベイシーはいませんが・笑)
このあたりのジャジーなサウンドに乗っかるレイジーなヴォーカルは魅力ですね。

 また、ピアノ・トリオ+トランペットをバックに唄う「Champagne And Wine」も
ジャジーなヴォーカル・ナンバーで、これらをもし仏語で唄ってくれてたら...
と思ったりしますが、そのあたりの更なる妖しげなムードは
次作「CLUB DESERT」で実現します。(笑)