WOODSTOCK TAPES というブート音源を公式ブートみたいな扱いで
リリースしているレーベルからのリリースです。
内容は1977年のワールド・ツアーでのドイツのブレーメンでのライヴ音源です。
同内容のものとして
「INVITATION TO THE BLUES」
「EVERYTIME I HEAR THIS MELODY」
「NEW COAT OF PAINT」
などのブートが過去にありましたが、トムのブートは音質が良いので安心して聴けます。
「CLOSING TIME」「THE HEART OF SATURDAY NIGHT」「NIGHTHAWKS AT THE DINNER」
「SMALL CHANGE」といったアルバムをリリースしたあとの初期のライヴで、
まだ声も今ほどにはつぶれていなく、ピアノ、ベース、ドラムス、テナーサックスといった
クァルテット編成で、どの曲もオリジナル・ヴァージョンよりもジャジーで、
ワタシ的には一番好きな時代です。
「Depot,Depot」やテンポが極端に遅い「Step Right Up」などのジャジーなナンバーも
素晴らしいし、トムお得意の「Semi Suite」や「Midnight Lullaby」
「Everytime I Hear This Melody」などの美メロがまたいいんだなぁ。
トムの弾き語りをベースにした小編成バンドの一番充実してた時期だけに、
この時代のブートはどれも内容・音質共に素晴らしいですよ。
さて次回の「70’s」は、同じくトム・ウェイツの「LIVE FROM AUSTIN」(1978)を
予定しています。