イメージ 1

THE ALLMAN BROTHERS BAND 「IDLEWILD SOUTH」     1970

 どうしても「FILLMORE EAST」や「EAT A PEACH」などのライヴ盤の陰に隠れて
なかなか聴く頻度の少ないアルバムです。大昔、輸入盤で「1st」と「IDLEWILD SOUTH」が
カップリングになった2LP仕様のアナログ盤(輸入盤)をずっと聴いてたので、
今でも時間がある時はCDで「1st」~「IDLEWILD SOUTH」を続けて鳴らすようにしてます。

 当時はこの「1st」~「IDLEWILD SOUTH」の流れには当然違和感なく聴いてたんですが、
やがてデュアンが亡くなり、残ったメンバーで作った「BROTHERS AND SISTERS」が
リリースされると、「IDLEWILD SOUTH」の1曲目の「Revival」はどちらかというと
「BROTHERS AND SISTERS」寄りかな? と思うんですよ。
ま、「1st」ではそれほど存在感のなかったディッキー・ベッツが曲作りという面で
頭角を顕わしたナンバーなので当然ですかね。

 ところで「DUANE」を昔は「デュアン」と読んでましたが最近は「デュエイン」と表記するようで、
もしも「デュエイン」が正しいのであれば、我々はずっと間違った読み方をしてたわけで、
「デュアン」と紹介した日本のメディアもその間、まったく気が付かなかったのでしょうか。
FLYING BURRITO BROTHERS は「バリット」と紹介されてましたが、最近は「ブリトゥ」という
表記に統一されてるようだし、マイナーなミュージシャンならしょうがないけど、
これほどの大物の名前を長い間、間違った読み方をしてたなんて、
そんなに情報が少なかったのでしょうか!?
(読み方なんてどうでもええじゃないか、という向きもあろうかと思いますが、
ワタシはけっこうこだわるんですよ、笑)

 「Midnight Rider」や「Please Call Home」のような、サザン・ロック・スタイルの
ハシリのようなサウンドがワタシは好きで、そういう意味では、デュエインのギター以上に
グレッグのヴォーカルがこのバンドの最大のカラーだと思うのですが。

 さて、次回の「70’s」は加藤和彦さんの「パパ・ヘミングウェイ」(1979) を予定しています。