『「アメリカを愛し、アメリカに最も愛されている男」
21世紀を生きるため、人々の心は原点へと回帰する。
全世界で6,200万枚もの驚異のアルバム・セールスを記録する
90年代のグレイテスト・アメリカン・ヒーロー待望の新作!』
ガースの7作目にあたるアルバムですが、タイトルが7作目を意味する「SEVENTH」ではなく、
「SEVENS」であることに注目。ブックレットにも「7」というロゴがふんだんにあしらわれています。
オリジナル・アルバムとしては7作目、90年代の7年目にあたる97年もリリース、
といったダブル・ミーニング以上に意味がありそうな「SEVENS」。
なのになぜ邦題が「大地の心、僕の歌」なの?
これほどまでにアメリカで売れまくってるヒトが日本では過少評価されてる、ってのは
カントリー・シンガーの宿命みたいなものでしょう。(通算売上枚数8000万枚以上は
記録してるのかな?)もちろん彼らは日本での人気などこれっぽっちも頭にないのでしょうが。
アルバム収録の14曲のうち12曲がビルボードのカントリー・チャートに同じランク・イン
したっていうから驚き!! それまでは8曲が記録だったそうな。それもガースのアルバム
「FRESH HORSES」。
スィング調の「Longneck Bottle」で幕を開ける本作、スティーヴ・ウォリナーのアコギと
スキャットのユニゾン・プレイも聴ける楽しいナンバーです。
またトリーシャ・イアウッドとのデュエットの「In Another's Eyes」、
他人から見た「男の立場」と「女の立場」を唄った、どこか意味深な曲です。