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THE STANLEY BROTHERS AND THE CLINCH MOUNTAIN BOYS
    「I'M A MAN OF CONSTANT SORROW」     1940's ~ 50's     

 スタンレイ・ブラザーズのかなり初期の作品とコロンビア時代の作品に
ラジオでのレコーディングを加えた3CDのコンピです。

 カーター・スタンレイと弟のラルフ・スタンレイが中心となって組んだバンドです。
ブルー・グラスというよりもマウンテン・ミュージックという印象をワタシは持ってるんですが、
後のマッド・エイカーズあたりを聴くと、まさにスタンレイ・ブラザーズの系統だと思うんですが。

 兄のカーターはビル・モンローのバンドにいたことがあり、フラット&スクラッグスに
去られてしまったビル・モンローはカーター&ラルフを自身のバンドに迎え入れようとしましたが、
ラルフの交通事故による療養生活でビル・モンロー&スタンレイ・ブラザーズは
実現しませんでした。

 スタンレイ・ブラザーズといえば何と言っても映画「O BROTHERS」で 
"ずぶぬれボーイズ" が唄った「I'm A Man Of Constant Sorrow」でしょう。
ブルーグラス系の曲はギターやバンジョー、マンドリンなどで楽しく賑やかに演奏される曲が
多いのですが、このスタンレイ・ブラザーズ、どことなくモノ哀しく聴こえませんか?
宗教的な歌が多いのも特徴でしょうか。