『4週間後の死をこの天才アーティストは予知していたのだろうか?
今は亡きエリック・ドルフィーのラスト・レコーディング!』
ジャズを聴き始めた頃に、手当たり次第に買ったレコードです。
A-1「Epistrophy」で発せられる音にビックリ! なんとバスクラだったんですね。
バスクラなんてクラシックの楽器だとばかり思ってましたから...。
この野太い音がモンクのナンバーに合うんですよねぇ。
対して、B-2「You Don't Know What Love Is」でのフルートの音色。
この息使いの微妙な強弱、そしてこれまた繊細なヴィブラート。
まるで鳥の声を聴いてるような美しさ...。
彼のバスクラにしろフルートにしろ、使える音域をすべて有効に使い切る、
まさに天才の芸術です。