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加山雄三 「夜空を仰いで / 旅人よ」     1966

 映画「レッツ・ゴー!若大将」の挿入歌で、「夜空を仰いで」は映画「お嫁においで」にも
使われてました。若大将、青大将、澄子さん、田能久...毎度ワン・パターンのモチーフですが、
「寅さん」や「若大将」などのこのワン・パターンにいつも笑い、涙したものです。

 このレコードは66年にレコーディングされてますが、映画が公開されたのは翌67年のお正月、
子供心に65年のレコード大賞は「君といつまでも」だと信じきってたのに、
いざ、蓋を開けると、橋幸夫の「霧氷」でした。結局加山さんは「特別賞」を受賞しました。
一説によると、映画俳優であり、歌手が本業ではないものに「レコ大賞」を与えるわけには
いかない...という横ヤリがあったとか...。

 「夜空を仰いで」は「君といつまでも」に続くセリフ入りの唄で、

 さみしいなぁ 君がいないとつまんねぇや
 僕は君と離れていられないんだ
 愛してる

というセリフでした。作詞は岩谷時子さんではなく弾厚作です。

「旅人よ」はジャケを見ればわかるように、喜多嶋修さんはメンバーにいません。
当時高校生だった喜多嶋さんは学業優先のため一時脱退しています。
翌67年にはバンドに復帰し「真冬の帰り道」をヒットさせますが。
アコースティックな曲で、チェイサー的なコーラスが魅力です。

 写真ではわかりにくいですが、左下はレコードとジャケットを収めるナイロン袋で、
下部のマチの部分にTOSHIBAというスカシが入ってます。
(恥ずかしながら、最近気付きました。笑)