「ニュー・エイジ・ミュージック系のギタリスト」と紹介されてるようです。
ジェファースン・エアプレイからスターシップに移行する過渡期のバンド、
ジェファースン・スターシップでギターを弾いてたヒトです。
1954年生まれというから、ワタシよりもひとつ上?
やっぱり同世代ミュージシャンはなんとなく食指が動いちゃいますよね。(笑)
スターシップになってからもアルバム「フープラ」なんかには参加してたんじゃないかな。
もちろんバンドではエレクトリック・ギターだけど、ソロ・ワークはほとんどアコギのようです。
本作リリースの前年に亡くなった父親に捧げた「Autumun Blue」、
この曲のいきさつをまったく知らない母に聴かせたところ、「お父さんを思い出す...」
彼の父親はサックス・プレイヤーで、この曲にはリチャード・エリオットというヒトが
サックスを吹いているからでしょう。クレイグとリチャードの初共演を観た父が、
「オマエはいずれリチャードと一緒にプレイすることになるだろう」と予言したとか...。
クレイグのギターとリチャードのサックスのユニゾンがもたらすマイナー調のメロディで、
間奏のサックスがもたらす寂寥感みたいなのが印象的です。
また4歳になる息子に捧げた「Kyle's World」では、息子の視線で捉えた世界を曲にし、
リズミカルな躍動感を感じさせるサウンドに仕上げています。
今どきのスムース・ジャズとイージー・リスニングの間みたいなサウンドで、
バリバリとジャジーなフレーズを弾くというタイプではなく、飽くまでもメロディアスな
曲創りを目指すタイプのギタリストで、癒し感もそこそこにあるサウンドです。
時たま見せるチョーキングを多用したブルージーなフレーズが特徴です。