イメージ 1

MICHAEL FRANKS 「RENDEZVOUS IN RIO」     2006

『ブラジルの休日。
大人のラヴ・ソングは、リゾートの海風の如く心地良い・・・
ソフトなヴォーカル、エレガントなジャズ・テイストに、爽やかなブラジリアン・エッセンス。
メジャー・デビュー30周年を飾る、マイケル・フランクス待望の最新オリジナル・アルバム。』

「KING Of AOR」なんて呼ばれてもう30年...
歳を重ねる毎にジャジーでおしゃれになっていくマイケルでした。
本作もタイトル通り、リオの風が吹きぬけるようなアルバムです。
5人のプロデューサーが関わってるんだけど、
誰が担当しても「正真正銘マイケル・フランクス」になっちゃってるから不思議。

 タイトル・チューンの「Rendezvous In Rio」、
寒い冬がやってきたらリオへ逃げてランデヴーしようぜ、といった大人の唄です。
ここでギターを弾いてるのがホメロ・ルバンボ、
マイケルのようなブラジリアン・テイストの楽曲にはまさにピッタシのギタリストです。
こんな素敵なサウンドを聴きながらリオでランデヴーできたら最高でしょうな。
同じく「Samba Do Soho」でもホメロがギターを弾き、彼の奥方、パメラ・ドリッグスが
ヴォーカルを披露、後半のフルートとギターのチェイスも爽やか&涼しげ。

 そして「NOA NOA」というミュージカルから、
ロビー・デュプリーとラリー・ホッペンがヴォーカルで加わった「The Critics Are Never Kind」画家ゴーギャンとドガ、ゴッホの3人が批評家を皮肉った内容の唄で、これも面白いです。

 さて、本作のハイライトは何と言っても、あの名曲「アントニオの唄」のリメイクでしょう。
ピアノ、ギター、ベース、ドラムスというクァルテットをバックに唄い上げています。
30年経ってもあの優しさは変わらず、彼の生き様が普遍だったことを物語ってます。