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加藤登紀子(& 長谷川きよし) 「灰色の瞳 / 黒の舟唄」     1974

 A面が加藤&長谷川、B面が加藤。どちらも両者の持ち歌となってます。

 「灰色の瞳」はウニャ・ラモスが作った曲に加藤さんが日本語の詞をつけたもので、
当時、70年代中盤はサイモン&ガーファンクルの「コンドルは飛んでゆく」などの
ヒットにより、ロス・インカスやウニャ・ラモス、アウタルパ・ユパンキなどの
ペルーやアルゼンチンなどのフォルクローレが日本でも静かなブームになりました。

 お二人とも南米音楽には造詣が深いので、デュエットもピッタリはまり、
長谷川さんのギターのストロークとストリングスの音色がモノ哀しさを増長させてます。
原曲の持つケーナやチャランゴの音をあえて使わずにギターとストリングスを中心に
構成したのは南米テイストを感じさせずに、ジャパニーズ・フォークとして楽しめます。

 B面の「黒の舟唄」でも長谷川さんとデュエットして欲しかったですよね。

 さて次回の「70’s」はボブ・ディランの「PAT GARRETT & BILLY THE KID」を
予定しています。