「まだ聴けていないCDたち」の1枚でした。
U2を時系列に聴いたわけではありません。それほど興味があったバンドでもありません。
でも、その時々に、U2の曲が思い出として心に残ってるから不思議です。
ワタシ的にはギターがガンガン鳴らないバンドは引き気味なのですが、
このU2のエッジ、弾かないんですよね。それでいて存在感ありというか、
「U2だ!」とわかるような音なんですよね。
ヒットした「Beautiful Day」は、2000年のグラミーで「Record Of The Year」
「Song Of The Year」「Rock Duo/Group」を受賞しました。
打ち込みのビートにシンセがごく控え目に被さり、コーラス・ワークといい、
エッジのギターといい、かなり強烈なオープニングでした。
「Beautiful Day」とは対照的に「Elevation」では、ギターも歪んだ音で存在感を主張してるし、
リズムのグルーヴ感といい、ボノのハイ・テンションのヴォーカルといいベスト・トラックでは
ないでしょうか。また、ちょっぴりゴスペル風の雰囲気を持つ「Stuck In A Moment...」や
歴代のU2の中でも一番静かで穏やかな「Grace」なんてのも面白いです。
ブックレットの写真集も、どこかの空港だと思われますが、モノクロの写真がいいですね。