加山さんのこの時代のシングル盤は2枚折りジャケットが多かったです。
見開きの左側は「霧雨の舗道」が大きな文字で、「小さな旅」が小さな文字で、
見開きの右側は反対に「小さな旅」が大きな文字で、「霧雨の舗道」が小さな文字で
プリントされています。両面ヒット狙いでしょうか。
子供心に、「マイナー調のメロディは似合わない...」と思ってました。
そう言えば、「旅人よ」なんかもマイナー調でしたが、あれは若者のことを歌った唄なので
許せたのかな? 男と女を唄ったこの「霧雨の舗道」は子供にはちょっと気恥ずかしかった?(笑)
反対にB面の「小さな旅」は脳天気なほどに明るい唄で、3コードの単純な構成から
中盤以降、コロコロと転調するメロディで、覚えやすいのに、その実、複雑なコード進行の曲を
書けたのは加山さんだけだったでしょうね。
両面聴いても3分45秒で当時¥330、子供の小遣いで買うにはなんかもったいないような
気がしてなりませんでしたよ。(笑)