『恋をするたびに、優しさは進化する』
8枚目のアルバムになりますが、過去の7枚の通算セールスは5400万枚で、
この時点で、全米4位となってます。
(ちなみに1位はビートルズ、2位ビリー・ジョエル、3位イーグルス、現時点では
記録を塗り替えてるかもしれませんね。)
邦題は「恋はひとりよりもせつない」、96年のビルボード・アルバム・チャートの年間7位で、
ちなみに1位はアラニス・モリセット「JAGGED LITTLE PILL」
2位はマライア・キャリー 「DAYDREAM」、3位セリーヌ・ディオン 「FALLING INTO YOU」
となっており、カントリー系では6位のシャナイア・トェイン 「THE WOMAN IN ME」に継ぐ
ポジションで、いかにガースの人気が沸騰してたか、がわかります。といっても沸騰点で、
以降は少しずつ翳りが見えたりもするのですが。
「The Fever」のような、"ライヴ沸騰点誘発曲" もガースの大きな魅力、
また、「That Ol' Wind」や「The Change」のようなバラードも、また魅力です。
ちなみに、「The Fever」はスティーヴン・タイラー&ジョー・ペリー(あのエアロスミス)の
曲だということを知ったのはつい数年前でした。(笑)
タイトル曲の「恋はひとりよりもせつない」、原題は「She's Every Woman」、
"ドキドキハラハラさせてくれる彼女だけど、忘れられない彼女" 的な内容の曲で
なかなか粋な邦題をつけてくれたものです。(吉元由美さん)
ラストの「Ireland」、印象的なドラムスのビート、そしてハーディ・ガーディの音色が
挫折しそうな男の「アイルランド讃歌」なのでしょうか。