ワタシが初めてジョー・コッカーを知ったのは中学生の頃、ラジオから流れていた
「Cry Me A River」のカヴァーでした。当時、ヴェンチャーズやビートルズ、
その他、チャートもののポップスを聴いてた少年には、彼のシャウトはカッコ良かったねぇ。
ウッドストックでのエア・ギター(?)も印象的でした。
その後、リオン・ラッセルらとの大所帯バンドあたりが彼のピークで、その後は単発的には
素晴らしいヒット曲やコラボ・チューンがあったものの、麻薬やら酒やらで、一時の勢いは
ついに見られませんでした。
60年代末から70年代中盤までを記録したこのベスト盤、収録曲は
With A Little Help From My Friends
Woman To Woman
The Jealous Kind
Black-eyed Blues
I Think It's Going To Rain
Cry Me A River
You Are So Beautiful
Feeling Alright
Delta Lady
Darling Be Home Soon
High Time We Went
The Letter
やっぱり「With A Little Help...」でしょう。ギターにジミー・ペイジ、
そして何と言ってもオルガンはあのトミー・アイア(マーク&アーモンド)ですから。
ちょっとマニアックなところで感動してしまいましたが。(笑)
そして「Cry Me A River」、「はじコッカー」ですが、こんな曲だと当時は思ってました。
後年、ジュリー・ロンドンやデクスター・ゴードンのヴァージョンを知って、目から鱗でしたよ。
「Feeling Alright」「Delta Lady」「The Letter」など、初期のコッカーらしさが
堪能できる曲もあり、また、70年代中盤のバラード「You Are So Beautiful」の
絞り出すようなヴォーカル、これもまた最高ですよ! ストリングスとの対比も素晴らしい!
さて次回の「70’s」はラリー・カールトンの2作目、そう、「Room 335」の入ったやつを
予定してます。