「まだ聴けてないCDたち」の一枚でした。
アクが無くなったといえば、そうなんですが、1曲目の「Eight Easy Steps」、
この音の厚みにはちょっとビックリしましたよ。モロ、ロック・チューン、予想外でした。
「Excuses」なんかも同様にロック・チューンなんですが、従来の、どこか危なげなところが
なくなった分、曲自体の完成度は高まったような気もします。
これらのロック・チューンに対し、「This Grudge」や「Everything」といった
バラード調の曲では、言葉の語尾や息継ぎに至るまでアラニス・モードになっていて
彼女独特の「アク」が楽しめて面白いと思うのですが...。
アルバム・タイトルの「混沌」という言葉が表している通り、
いろんな楽曲が混在していて、それはそれで楽しめる作品です。