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WYNONNA 「NEW DAY DAWNING」+「BIG BANG BOOGIE」     1999-2000

『全米ミリオン・セラー・アーティスト、ワイノナの最新アルバム本邦上陸!』

 肝炎と白血球増加で、一時はジャッズ解散、引退を決意した母ナオミでしたが、
娘ワイノーナの新作に併せ、ジャッズのリユニオンも実現しました。
このアルバムはワイノーナの新作「NEW DAY DAWNING」に母娘ジャッズの
「BIG BANG GOOGIE」(新曲4曲)を加えたものです。

 さてオープニングの「Change The World」(エリック・クラプトンでお馴染みの)は
日本盤だけのボートラだそうです。普通ボートラって最後に付け足すものなんだけど、
この曲はアルバムのトップを飾ってます。もともとポップ・チューンやロック・チューンが
得意なワイノーナ、比較的、原曲に忠実に唄ってるので安心して聴けます。

 彼女の魅力は何と言っても貫禄ある体型(失礼!)から発せられる貫禄ある唄いっぷり
ではないかと思うのですが、ここでもソウルフルな「Chain Reaction」のようなナンバーも
難なくこなしており、どこを切っても迫力満点です。

 迫力満点といえば、ファビラス・サンダーバーズのヒット曲「Tuff Enough」のカヴァー、
重いリズムといい、彼女の声といい、素晴らしくソウルフル!また「He Rocks」のような
ロック・チューンも得意とするところ。いろんな意味で重量級のシンガーです。

 なぜかジョニ・ミッチェルの「Help Me」をカヴァーしており、こちらは高めのキーで
ワイノーナらしさが損なわれてしまった見本のようなものです。ま、こんなのを唄っても
ソツなくこなせるんだよ、的なデモンストレーションでしょう。

 今回は、ポップ・チューン、ソウルフルなナンバー、そしてバラードと、スタイルも
多岐にわたり、カントリー臭は少なめ、ポップス・ファンにも充分楽しめる作品です。
ていうか、よくぞ日本盤がリリースされたものだ...。

 さて、10年ぶりくらいのジャッズの新曲ですが、あくまでもワイノーナwithナオミ
といったところで、復活ジャッズおめでとう!といった感じ。
でも楽しげに唄ってますよ。