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THE MANHATTAN TRANSFER 「VOCALESE」     1985

 タイトルにもなってるヴォーカリーズ、ジャズのメロディやアドリブなどに詩をつけて
唄う手法で、要は、楽器のパートまで歌にしちゃうってこと。これは以前からマントラは
やってたんだけど、これだけで一枚のアルバムを作っちゃいました。

 やっぱり圧巻はA-3「Airgin」でしょうかね。多分、ランバート、ヘンドリックッス&ロスの
ヴァージョンを素にしてるんだと思うけど、マントラの4人にそのジョン・ヘンドリックスが
加わったから、もう大変!!「Airgin」の超高速パートを唄いこなしちゃってるから凄い!!
そのヘンドリックスにボビー・マクファーリンまで加わったA-6「Another Night In Tunisia」
では、マントラの4人が霞んじゃってますから。(笑)

 「Airgin」のような高速パートをスキャットで唄うだけでもけっこう大変だと思うんですが、
それに歌詞をつけて唄っちゃうんだからねぇ。逆にスローなB-3「クリフォードの思い出」
ではテクニカルなハーモニーに加え、アラン・ポールがアート・ファーマーのパートを
忠実に再現してます。

 85年のグラミーで「Best Jazz Vocal」部門を受賞しました。
たしか、この「VOCALESE」はたくさんノミネートされてたと思ったけど...。