インプロヴィゼイションの展開を得意とするジャム・バンドたちが
レナード・スキナードをトリビュートしたアルバムです。
まずは面子と曲目を
LES CLAYPOOL / Call Me The Breeze
GALACTIC / Saturday Night Special
GOV'T MULE / Simple Man
NORTH MISSISSIPPI ALLSTARS / Whiskey Rock A Roller
MOE. feat. JOHN HIATT / The Ballad Of Curtis Loew
BLUES TRAVELER / Free Bird
DRIVE BY TRUCKERS / Every Mother's Son
BIG HEAD TODD AND THE MONSTERS / Sweet Home Alabama
DISCO BISCUITS / Gimme Three Steps
YONDER MOUNTAIN STRING BAND / Four Walls Of Raiford
PARTICLE / Workin' For MCA
知ってる名前はブルーズ・トラヴェラーにジョン・ハイアットくらいです。
どうも、このジャム・バンドという定義、古くはグレイトフル・デッドなど、
また最近ではフィッシュなどがその筆頭格のようですが、ワタシ自身、イマイチその価値観が
理解できないでいます。唄よりも演奏やインプロヴィゼイションに重点が置かれてるか、
と言うと、短い収録時間では、そこまで表現できてないようだし...。
スキナードと言えば、トリプル・ギターがウリでしたが、このアルバムで
編成上はトリプル・ギターなのは、DRIVE BY TRUCKERSのみで、それもバトルなどを
フィーチャーしたものでもなく、イマイチ、テンションが上がりません。
ブルーズ・トラヴェラーの「Free Bird」、ヴォーカル部分はかなり軽~い印象ですが、
アドリブはギターとハーモニカのバトルがイカシテます。
これらの若いバンドの中にあって、やっぱりジョン・ハイアット、光ってます。
MOE.というバンドにヴォーカルでフィーチャーされてるんですが、彼のソウルフルなスタイル、
ひょっとして、本家のスキナードを凌ぐかも...。