『カルメン・マキ&OZの最後のスタジオ録音盤。』
OZの1stあたりは、ハードな部分とメロディアスな部分が共存していて
大好きなアルバムでした。春日さんのギターも非常にわかりやすく、
よくコピーさせてもらいました。続く「閉ざされた街」でちょっとテンション下がり、
そしてこの「掘廖△匹Δ覆鵑任靴腓Α
1st、2ndに比べると、ハードな側面が影を潜め、ポップな作りになってます。
名曲「私は風」のような起承転結のはっきりした大作は本作にはありません。
ちょっとこじんまりしちゃったかな?というのが当時の印象でしたね。
唯一「空へ」は、期待してたサウンドでした。その反面「昔」は
フォーキーなサウンドにメロトロンをかぶせて、妙な雰囲気になっちゃってます。
14分近くの大作ですが、どこかメリハリが乏しく冗長に感じてしまうのは私だけでしょうか。
聴く度にフラストレーションが溜まるアルバムです。
やっぱ、1stを引っ張り出して聴こう...。
さて次回の「70's」はVAN DYKE PARKSの「CLANG OF THE YANKEE REAPER」(1975)を
予定しています。