オリヴァー・ネルスンと言えば、名盤「ブルーズの真実」ですが、
本作は彼の初リーダー作?ということになるのでしょうか。
ケニー・ドーハム (tp)
レイ・ブライアント (p)
ウェンデル・マーシャル (b)
アート・テイラー (ds)
といった強力なバックを従えたブルーズ・アルバムです。
収録されてるのはオリヴァーのオリジナル4曲と
エリントンの「Passion Flower」と、スタンダード「What's New」の計6曲です。
特にA-2「Passion Flower」でのドーハムのミュート・プレイとオリヴァーのテナーは
なかなか美しく、またB-2「What's New」ではメロディアスなテナーに思わずうっとりと
しちゃいますよ。オリヴァーに続くドーハムのソロも素晴らしい!
ブルーズ感覚がウリだと思ってたオリヴァーですが、本作のオリジナル・ブルーズも
もちろん素晴らしいですが、それ以上にこの2曲で価値が決まる、てな感じですね。
もちろん、サイドメンも多大な貢献をもたらしてます。