前作のアルバム「PARTY DOLL AND OTHER FAVORITES」の中のミック・ジャガー作の
「Party Doll」という曲で、「ホンキー・トンクはもう終わったわ」と、意味深に唄うMCC
ですが、本作では、カントリー臭はほとんど感じさせず、ポップなアルバムに仕上りました。
アルバム・タイトルの「TIME*SEX*LOVE*」は
"Time is the great gift"
"Sex is the great equalizer"
"Love is the great mystery"
このヒトの唄は、すでに貫禄!ですね。今回は、サウンド的にもかなり作り込まれた印象があり、
特に「Maybe World」なんかはビートルズやビーチボーイズあたりを感じさせる部分があり、
聴いていて「ハッ!」とさせられますよ。
カントリー・ファンとしては、ちょっとモノ足りない印象を受けますが、
MMCのけたたましい笑い声で始まるヒドゥン・トラック(タイトル不明)では
ちょっぴり楽しげに唄うMMCが聴けます。
それにしても、フィドルやバンジョー、スティール・ギターなどのカントリー要素を
一切排除したフォーキーなアルバムでした。元来、フォーキーなサウンドが身上のヒトですから。