『痛快至極!
ユニークな個性と音楽性がバクハツするS・ゲイラードのドット盤遂に登場なのだ。
オリジナル盤に収められた13曲に未発表曲3曲(世界初のレコード化)を追加した
超貴重お買い得盤!』
このレコードは「おもしろ音楽大集合」シリーズと題して、ルイ・ジョーダンや
キャブ・キャロウェイ、ローズ・マーフィーらの音源と並んで発売されたもので、
本盤は中村とうよう氏によるコンピレーションです。
彼の十八番「Chicken Rhythm」ではニワトリになりきってるし、
"オハヨー" "スキヤキ" "ヤキイモ" の3つの日本語だけで「Sukiyaki Cha Cha」を
デッチあげてるし...で、なんていうのでしょうか、唄モノではちゃんとジャズ・ヴォーカルに
なってるし、ヴォーカル以外にもギターとピアノは自身が弾いてるし、「Oh Lady Be Good」や
「Tall And Slim」などではピアノ・トリオを率い、ちゃんとしたジャズ・ピアノを弾いてるし、
「My Blue Heaven」ではジャズ・ギター弾き語りだけども、唄い方が面白いというか、
一つの単語を繰り返し反復しながら唄うところがこのヒトの特徴でしょうか。
しかし、坂本九さんが「上を向いて歩こう」を唄ったのが1961年ですから、
この「Sukiyaki Cha Cha」のルーツは何なんでしょう?