『デビュー作「いつまでもいつまでも」を日本国中に大ヒットさせて
一躍歌謡界のトップにおどり出たザ・サベージの待望の第2弾です。』
前年(1965年)、TVの「勝ち抜きエレキ合戦」でチャンピオンとなり、翌1966年に
「いつまでもいつまでも」でレコード・デビュー。
上のジャケ写真は左から
渡辺純一(ds)18歳
奥島吉雄(g,vo)20歳
寺尾聡(b,vo)19歳
林廉吉(g)20歳
もちろん、寺尾聡さんは、81年に大ヒットした「ルビーの指環」の寺尾さんです。
ザ・サベージの曲はほとんど外部ライターが詞・曲ともに書いており、
シングル「いつまでもいつまでも」のB面「恋の散歩道」が寺尾さんの作詞作曲でした。
ザ・サベージ自体は、シャドウズ系の学生エレキ・バンドでしたが、リリースされた
レコードには、その影は微塵もありません。
「この手のひらに愛を」は、1題目が寺尾さん、2題目が奥島さんのヴォーカルですが、
後の「ルビーの指環」などで親しんだ寺尾さんと同一人物とは思えないほど、「線」が細く、
(まだ19歳ですからね)初々しさが感じられます。
「初々しさ」といえば、ジャケット写真のカーディガンに七三分け、というスタイルも
当時のGSの中では、清潔さをウリにしたサベージらしいですね。
その後、寺尾聡さんは「黒部の太陽」で映画デビュー、「男はつらいよ」シリーズにも
3作出演してますし、最近では「阿弥陀堂だより」や「半落ち」などに主演されました。
1981年にはアルバム「REFLECTIONS」が大ヒット、2006年には「REFLECTIONS」の
リメイク版「RE-COOL REFLECTIONS」をリリース。
B面の「星のささやき」は、1題目が奥島さん、2題目が寺尾さんです。
サビの部分、チェイサーでコーラスをつける素敵な曲です。