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CLINT BLACK 「SPEND MY TIME」     2004

 オリジナル・アルバムとしては99年の「D'lectrified」以来、5年ぶりとなりますか。
契約問題でかなり空白があったみたいですが、「あのクリントが帰って来た!」
て感じですね。

 トラディショナルなカントリーをベースに、ブルーズやゴスペル、バラードなどの
エッセンスを加え、いつものクリント・サウンドに仕上ってます。
矢野顕子の最新作「akiko」の「The Long Time Now」でフィドルを弾いてた
スチュアート・ダンカンや、最近ロック・フィールドでも活躍中のジェリー・ダグラス
がドブロで参加しています。この二人は昔からクリントの仲間でしたから、
どんなに忙しくてもクリントのためならすぐにでも駆けつけてくれるのでしょうね。
(駆けつけたのか、後からかぶせたのかはわかりませんが...)

 「We All Fall Down」でのゴスペルチックなコーラスにクリントのハーモニカ、そして
バンジョーの音色が面白い味を出しています。また、マイナー調のメロディ「A Lover's Clown」
でのスティーヴ・ウォリナーのガット・ギター・ソロ、ジェリー・ダグラスのドブロも
哀しげな雰囲気を演出しています。

 モノクロ写真や、ケースの内側のクリントのラフ・スケッチもいいですね。