『ポップ/ジャズ・ストリングス・チーム、亀島=TISQの第3弾アルバム。
ロックの名曲「クロスロード」、チック・コリアの「セニョール・マウス」等、
再び亀島流料理法はいかが?』
邦題はズバリ「クロスロード」でした。
オリジナルの比率が増えたことにより、ジャズ色が薄まり、
リズムのメリハリが出てきたように思います。
タートル・アイランド(亀島)とは、アメリカ大陸が "亀" に似ているところから
先住民がそう呼んだそうです。彼らがプレイしているのは、ジャズでもクラシックでもなく、
「アメリカン・ミュージック」なのです。
すから、ワタシのように「ジャズ色が薄まった...」だのと述べるのは
大きな間違いなのであります。(笑)
「Grant Wood」でのダロール・アンガーのカントリーぽいヴァイオリン・ソロや
「Crossroads」でのエリック・クラプトン(クリーム)のギター・ソロをそっくり
再現したカヴァーなど、どれも力強いプレイで、聴いててスカッとしますね。
チック・コリアの「Senor Mouse」のアンサンブル・プレイも緊張感があって
お見事!です。