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中本マリ 「MOODS OF A LADY」     1982

『艶やかな大人のムードが香しい・・・・・・マリはいまソフィスケィテッド。
ヴォーカルのトップ・レィディの最新LA録音。』

 1978年から80年代初頭まで、スィング・ジャーナル誌の人気投票で
女性ヴォーカリストのトップの座を維持し続けた偉大なる女性シンガーです。

 本作の「Zoot Suit Stomp」は「マツダ・コスモ」のCMにも使われました。

 前作に続くLA録音で、バリー・マイルズ(key)、ロベン・フォード(g)、ヴィンス・カリウタ(ds)、
エイブラハム・ラボリエル(b)、スティーヴ・フォアマン(ds)、アーニー・ワッツ(as,ts)らが
バックを固めています。ここではジャズ・ヴォーカルというよりも、
ジャジーなディティールを残しながら、どちらかというとストレートな唄い方をしています。

 A面の一曲目「Here We Go Again」から軽快なサンバぽいリズムに乗せた曲や、
他にも甘くスウィートなナンバーが多いのですが、アーニー・ワッツらのホーンをフィーチャーした
A-4「Feel My Love」やB-1「Good Old Sound Of Music」、
そしてB-3「Zoot Suit Stomp」ではマリさんのスキャットに絡むワッツの「一人2ホーン」
などにより、本作では一番ダイナミックでホットなナンバーに仕上がっています。