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THE MOODY BLUES 「SEVENTH SOJOURN」     1972

 『「僕達は、ただのロックン・ロール・シンガーにすぎないけれど、
僕たちの音楽は世界をひとつに結びつけられるのさ」というムーディーズの強いメッセージは、
そのまま彼ら普遍のテーマでありロマンであった。
ムーディーズが超傑作アルバム「童夢」に続いて発表した秀作!』

 どうもムーディー・ブルースのトータル・アルバムは難しくて...。
本作でもA-1「Lost In A Lost World(失われた世界へ)」では
「さあ、この世の発展のため、新しい種を蒔くのだ
革命は決して成し遂げられることはない」と問題提起をしており、
ラストのB-4「I'm Just A Singer In A Rock And Roll Band」では
「僕らはロック・シンガーにすぎないけれど、音楽の旅をすることによって、
人々を幸せにすることができるんだ。」と結論を打ちたてています。
このようにムーディー・ブルースのアルバムは、最初の曲で問題提起、
最後の曲で結論、というパターンが初期のコンセプトだったようです。

 7作目にひっかけた「SEVENTH SOJOURN(7日目の安息日)」、こんなにキャッチーな音世界で
大きなテーマが語られている作品、素晴らしいですね。

 A-4「Isn't Life Strange」、ヴォーカルやコーラスを聴いていると、まるでビージーズを
聴いてるかのよう...。しかし、このメロの美しさ、そしてジャスティン・ヘイワードの
ギターのフレーズ(モット・ザ・フープルのあの曲にちょっと似てますね)も効果的で
静けさの中にもコーラスワークやギターのメリハリが素晴らしい曲です。