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REBA McENTIRE 「WHAT IF IT'S YOU」     1996

 リーバ・マッキンタイアの本作は、かなりキャッチーなサウンドになった、というのが印象です。

 「It Don't Matter」という唄、
"私達は静かな通りに小さな素敵な家を建てたわ...でもそんなことどうでもいいの。
ガレージには新車のチェロキーがあったわ...でもそんなことどうでもいいの。"

という、心が離れつつある二人の歌ですが、
ここに登場するチェロキーというクルマ、当時、HONDAが日本で販売を始めました。HONDAはRV車を持ってなかったため、JEEP社のチェロキーや
クロスロード(ランドローヴァーのディスカヴァリー)やジャズ(イスズのミュー)などを販売したのです。
 
 クロスロードやジャズはOEMなのですが、チェロキーは豪州仕様の右ハンドルを輸入しました。
そもそも左ハンドルを無理矢理右ハンドルにしたため、ペダル類とステアリングやシート位置が
かなり微妙でした。
 
 ステアリングの角度も不自然だし、シートはフカフカだし、リクライニング角度も少ない...。
ウィンカーが左で、ワイパーが右...。
  
 ワタシは94年モデルを新車で購入し、5年間乗り回しました。
直列6気筒190馬力のエンジンはその車重の軽さもあってか、かなりのハイパワーに感じました。
もちろん燃費は6km/lくらいでしたが。(燃費は覚悟の上だったので後悔なし)
国産のクルマと比べると、かなりトラブルが多く、何度も修理に入れなければなりませんでした。
自動車税も国産のファミリーカーの2倍もするし...。
近頃のようにガソリン価格が高騰すると、とてもこのような不経済なクルマに乗る気はしませんが。
でもその前に乗ってたのがパジェロのディーゼル車だったので、チェロキーの胸のすくような
加速感は大きな魅力でした。

 歌詞の中に「チェロキー」という言葉があったので、ふとそのようなことを思い出しました。

 このアルバム、どちらかと言うと一本調子なパターンなのですが、タイトル曲の「What If it's You」
や「Close To Crazy」のような、しっとりした歌はいいですね。